内科医師

現在、医師や看護師の負担は、医療業界の中でもダントツにストレスや疲労が大きいと感じる。
よく、ネットなどでは現在の診療時間の短さを問題にする方がおられますが、一日に多くの患者の診療や看護を行わなければならない医師や看護師はそれ以上に精神的ストレスが多く、言葉は悪いが事務的にかつ機械的に作業をこなさなければ、とても身が持たないだろう。
それでなくとも、最近は人々の関係がとても希薄で、大勢の患者と接することはそれだけでストレスを感じる方が多いと思う。
特に内科は、全ての病気の受付窓口みたいなもので、癌についてもまずは内科の診療を受けて、癌と判断されなければ外科手術はできない。
その為、TVでは早期発見が第一とうたいながらも、実際の社会で病気が早期に発見されるケースは少なく、下手をすればわざわざ体調の不良を訴えて病院に通いながらも、内科医師が癌の発見を見抜けなかったというケースも稀ではない。
しかし、これは現在の医師の力不足に原因があるのではなく、今の機械的な診療の流れでは、風邪で病院に通院した際、他の病気の疑いを持つ医師の心の余裕がないのが原因だと考える。
しかし、今は少子化が更に進んでいて、ただでさえ医師や看護師が不足している現状にこれ以上の増員は望めない。
そんな中、数少ない医師や看護師で今後の医療を支えていくには、現在の保険制度の見直しと不必要な診療の回数を極力削っていかなければ、医師や看護師のストレスが増えるばかりか、患者の体調不良を見逃す要員ともなりうる。

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